2023/06/19 旭町を元気に
「旭の未来ロードマップ『夢絵巻』 取材第1弾 できたらいいなぁマップ」
令和5年6月10日(土)奈良市田原地域の方々の訪問で、彼らが「夢絵巻」という取り組みに感銘を受け、詳細を知りたいとの思いを抱かれました。そのため、以前の資料を取り出し、調査を進めることにしました。
夢絵巻」は平成15年から平成17年にかけて取り組まれたものでした。当時の自治会は、農村工学研究所と京都大学との協力を得て、旭町の未来を考える街づくりに取り組んでいました。先進地域の視察やワークショップを通じて町民の意見を集め、未来のマップである「旭町散策マップ できればいいなぁ編」を作成しました。これが後に「夢絵巻」としてまとめられることとなりました.
最初に行われた取り組みは、当時の小学生たちに「旭町をどんな街にしたいか?」という質問から始まりました。その結果をもとに「旭町の魅力マップ」が作られ、さらに「あさひこんなまちだったらマップ」が作成されました。これらのマップは、旭町の魅力を保ちつつ、子供たちの希望に基づいたまちづくりの方向性を示しています。自治会の講堂にも大きく掲示されています。
昨年は、「旭をつくる なごみの里あさひ10の提案」として、亀岡市やかめおか霧の芸術祭の関係者が考えた提案が「旭夢絵巻」の第2弾として提言されました。この「できたらいいなぁマップ」には、今でも皆さんの思いが綴られています。
また、当時のアンケート結果やワークショップの意見集には、女性の力が重要であるという意見が多く寄せられていました。地域に密着した生活を送る女性たちの積極的な参加が求められていました。奈良市田原地域の方々も、女性の地域参加の重要性を強調されていました。この時代から、高齢者対策の必要性やまちの活性化に関する議論が「夢絵巻」の具現化へと繋がっていったことが分かります。
次回は「夢絵巻」の具現化について詳しく説明させていただきます。お楽しみにお待ちください。