
2025/05/01 旭町を元気に
新しい旭が生まれる~旭をつくる なごみの里あさひ10の提案~
2023年3月1日、亀岡市農林振興課とかめおか霧の芸術祭実行委員会から発行された「旭をつくる なごみの里あさひ 10の提案」。
あれから2年。
今回は、「なごみの里あさひ」に今の思いをうかがいました。
10の提案の中から、特に注目した3つについてお聞きしました。

- 旭町以外の農産物も広く集め、たくさんの品ぞろえに
旭町だけでなく、川東地区からも農産物を集めて、もっとたくさんの新鮮な野菜をそろえたいと考えています。
出荷してくださる農家さんを増やすため、チラシを配って呼びかけをしていきます。
旭町の農家さんにも、少量でもよいので、協力していただけるとうれしいです。
- 生産者の顔が見える販売方法を定期的に開催する
出荷者さんが店頭で野菜を販売し、直接お客様とコミュニケーションを取る、顔の見える販売を目指していきます。
すぐの実行は難しいものの、特別感謝デーや収穫祭などのイベントを活用して、少しずつ実現を図っていきたいとのことです。
- 田んぼが見えるデッキや農家レストランの設置
現在、「なごみの里あさひ」には、コーヒーを飲みながら旭町の風景を楽しめる小さなスペースがあります。
また、工房で旭町産いちごを使った「いちご大福」や米粉のパンなどの販売もしています。
「田園風景を眺めながらコーヒーが飲める憩いの空間をつくりたい」と 夢をもっています。

未来へ向けて
今回の取材で印象的だったのは、「10の提案を頭に置きながら、運営のことを考えています」
という言葉。
地域住民からの声を集めた「10の提案」と、未来の旭町を描いた「夢絵巻」。
「なごみの里あさひ」はその実現に向け、日々着実に歩みを進めているようです。

「町田舎」というそこでしかない魅力をこの「10の提案」をもとに一つ一つ進み続けていっていることが、素晴らしく思います。これから、旭町が他府県の皆さんから見て「高齢化が進む町」ではなく「高齢者が若々しく動く街」そして「若者が帰りたくなる街」そんな街になればと思います。

旭町がさらに元気になり、若者たちが「I shall return」と言いたくなるような町になることを願って。
「なごみの里あさひ」が、旭町の未来を照らす看板であり続けてほしいと願 います。