2023/11/09 旭町を元気に
旭の農業を守り育てる【農事組合法人 旭】
旭町は農業が主要な産業で、これを守り育てようとしているのが、「農事組合法人 旭」です。どのような活動をされているのか役員さんにお聞きしました。
旭町も高齢化が進む中、農業を守り育てるためどうするか、住民にアンケート調査が行われました。
それを受けて平成14年「受託部会」が設立され共同の農機具を購入するなどが行われ、平成20年4月に「地域の農業は地域で守る」を合言葉として「農事組合法人 旭」が誕生しました。
現在農事組合法人旭は、受託作業・農地管理・物産販売・「なごみの里あさひ」の経営 この4つの事業を行っています。
- 受託作業: 農作業を代わりに行うことで、高齢化が進む中で労力不足となっている地域の農家を支援しています。
- 農地管理: 土地を法人に預け、土地の管理を委託することで、土地の保全と効果的な運用を支援しています。
- 物産販売: 法人が管理している農地で米を中心に農産物を販売しています。
- 4.平成26年6月「農産物直売所 なごみの里あさひ」がオープン、地域で生産したもの、又それを加工し販売しています。又都市と農林の交流の場となっています。
「地域の農業は地域で守る」を合言葉とし、地域農業の持続可能性を重視しています。関連年表を見ると、都市住民との交流事業や田植えツアー、京都駅・駅ナカ販売出店など、他地域との連携やイベントも積極的に行われていました。インタビュー中「こんなこともしたなぁ~」「そうや そうや あの時は○○やったなぁ~」と懐かしむ声を聞くと、このような企画をまた計画してもらえないかと思いました。
一方で、「役員不足の課題が大きく、地域づくりに参画する人材が不足していることが悩みで」と言われていました。新しいアイデアを取り入れ、組織を活性化させるためには新たなメンバーやリーダーシップが求められています。また、新規就農者への支援や農地の貸し出しを通じて、地域の農業を維持、さらに発展させる試みも行われています。
このような課題は、高齢化が進む地域においては、地域経済と社会の活性化にとって重要な問題となっており、地域社会全体での取組協力が必要です。そんな中「農事組合法人 旭」には、これからの旭町の活性化の1つの力となってほしいと思いました。