2025/01/29 旭町を元気に
「野菜や米の高値」――旭町の魅力を再確認
最近、新聞やテレビのニュースで「野菜や米の高騰」がよく話題に上ります。スーパーでは、丸ごとの野菜を買うよりも、手軽なカット野菜や、野菜と肉がセットになった「○○の素」のような商品が売れていると聞きます。
農家や家庭菜園が盛んな旭町ではどうでしょうか?
私などは料理を作る際、「あ、野菜が足りない」と思ったら畑に行って採ってくる。逆に畑を見て、「今日はこれがあるから、この料理にしよう」と決めることもあります。このような暮らしは、現在の野菜の高値の状況下で、実はとても贅沢で貴重な価値あるものかもしれません。いつでも新鮮な野菜が手に入り、都会ではなかなか味わえない料理を気軽に楽しめる――そんな幸せな日常が、ここ旭町にはあるように思います。
野菜作りの喜びとコミュニケーション
野菜を育てるのは決して簡単なことではありません。畑を耕し、肥料を施し、時には害虫や天候と戦いながら世話をする必要があります。しかし、その分「芽が出た」「実がなった」「こんなに大きく育った」といった喜びを感じることも多いものです。
自分で育てた野菜を家で料理する楽しさや、出荷して少しの収入を得る充実感は、何事にもかえがたい喜びでとなっているのではないでしょうか。
さらに、野菜作りにはもう一つ大きな魅力があります。それは「人とのコミュニケーション」です。
「こうしたらよく育つよ」「この時期はこれをするといいよ」といった情報交換を通じて、作業が自然と人と人をつなぐ場になります。畑にいると、通りがかりの人が「お疲れ様」「朝から頑張ってるね」と声をかけてくれることも。そこから話が弾み、地域の情報や集まりの話題に発展することもあります。
このような交流は、高齢者同士だけでなく、若い世代にも広がります。例えば、野菜作りを始めた若い人に対して、近所の年配者が「頑張っているな」「この時期はこうするといいよ」とアドバイスをくれることがあります。こうした世代を超えたつながりが、地域全体を活気づける力になっているのではないでしょうか。
旭町の未来をつくる「たわいのない日常」
新鮮な野菜を育てる喜びや、人と人とのつながりを感じられるこのような生活は、旭町の大きな魅力です。確かに畑作業は体力も時間も必要ですが、それ以上に得られるものがたくさんあります。
若い世代が農作業に取り組むのは簡単ではないかもしれませんが、ある程度の年齢になれば、地域に溶け込み、コミュニケーションを楽しむことが重要になってきます。そんな中での何気ない日常の会話やつながりが、旭町をさらに元気にしていく原動力になるのではないでしょうか。
「野菜の高値」が話題になる今だからこそ、自宅での野菜作りの大切さを見直すきっかけになればと思いました。旭町のたわいのない日常が、大きな変化を生み、地域をさらににぎやかにしてくれる未来を、ぜひ一緒に作っていきましょう。