2026/06/24 旭町を元気に

「なごみの里あさひ」にしかないものを目指して~生きがいと楽しみを胸に~

「なごみの里あさひ」へ出荷されている方々に、深く農業への思いや「なごみの里あさひ」への願いを知りたいと思い、6月16日に行われた出荷者会議に参加させていただきました。

2年前、「なごみの里あさひ」が10周年を迎えた際に取材をさせていただきました。その時、出荷者の皆さんから「朝8時45分までに出荷するため4時30分ごろに起きて準備をしている」といったお話を聞き、その頑張りに驚かされました。

「なごみの里あさひ」に出荷する理由

「なごみの里あさひ」ができて12年。出荷者の皆さんに出荷のきっかけを聞くと、「自分が作ったものを食べてもらいたい」「ここへ来たら、いろいろな人と話ができる」
「家で作った野菜を少しでも出してみようと思った」「役員さんに『出してみたら?』と声をかけてもらった」

という声がありました。その言葉に共通していたのは、「野菜を作る楽しみ」と「自分の作った野菜を喜んで食べてもらえるうれしさ」でした。

野菜づくりは、単に作物を育てるだけではありません。人とのつながりや、生きがいにもなっていることを感じました。

お客さんの「おいしい」が一番のごほうび

出荷者の皆さんにとってうれしいことは、朝早くから頑張って作った野菜が売れていくことです。そして、もう一つの喜びがあります。

「○○さんの野菜、おいしいわ。」このお客さんの声を、レジの方から聞くことです。

出荷者の皆さんは、お店に野菜を並べた後、お客さんの反応を見ることができません。だからこそ、「お客さんが、おいしいと言っておられたよ。」という一言が、大きな励みになります。「頑張ってよかった。」「また次も作ろう。」そんな前向きな気持ちにつながっているようです。

出荷者の皆さんは高齢者というより、旭町を支える「第二の若者」だと感じました。

これからの農業への思い

一方で、「畑や田んぼをいつまで続けられるだろう」という心配の声もありました。

「できる間は自分で頑張りたい。」「どうしてもできない時は、お願いできる人がいたらありがたい。」「時にはお金を出してでも鋤いてほしい」そんな思いを話してくださいました。

最近では、「稲作はするけれど、畑はしない」という若い世代も増えているそうです。畑は草刈りや手入れなど、手間と時間がかかります。仕事をしながら続けるのは簡単ではありません。

それでも、「農業を次の世代につないでいきたい」という強い思いが、皆さんの言葉から伝わってきました。

これからの「なごみの里あさひ」に願うこと

出荷者の皆さんからは、

「高齢になっても出荷できる場所があるのはありがたい。」
「少しでも出してほしいと言ってもらえるのがうれしい。」

という声がありました。また、「旭町にはスイカや旭メロンがある。『なごみに来たら、これがある!』という目玉商品がもっと増えたらいい。」
「軽食ができる場所があれば、もっと人が集まるのではないか。」という意見もありました。

「なごみの里あさひ」にしかない商品や魅力が増えれば、多くの人が訪れ、旭町の元気につながっていくのではないでしょうか。

理事長、役員、店長の皆さんからは、

「こうして出荷者の思いを聞ける機会はなかなかない。」「もっと話を聞ける場を作りたい。」
「自治会だよりで取り上げてもらえるのはうれしい。」という声がありました。

「出荷者の皆さんは本当に良いものを出しておられる。もっと自信を持ってほしい。」

とも話されていました。

取材を終えて

会議の中では、皆さんの参考になればと他の道の駅の価格や販売方法を詳しく調べて、お知らせをするという出荷者の方もおられました。それは、「旭町の野菜ブランドをもっと良くしたい」という思いからでした。

また、レジの方がお客さんの生の声を出荷者に伝えることも、大切なつながりになっています。

今の80代は、昔の80代とは違います。まだまだ元気で、新しいことに挑戦し、生き生きと活動されています。「人生これから。」「旭町をもっと良い町にしたい。」そんな前向きな思いを持ちながら、野菜づくりを楽しんでおられる出荷者の皆さんの姿が、とても印象に残りました。

「なごみの里あさひ」にしかないものを目指して。

そこには、野菜だけではなく、人と人とのつながり、生きがい、そして旭町への深い愛情がありました。

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