2023/08/25 自治会からの報告

~「旭サポートカー」運行2年目を向かえて~

「旭サポートカー」が令和3年7月に運行を開始してから2年が経ちました。運行を始めるにあたって、「全国移動支援ネットワーク」の代表による講演会を実施、さらには先進地への研修をするなど、旭町に特化した事業にするため多くの下準備を行ってきました。

このサポートカーを運行する上で、最も重要な要素は運転手の確保です。「他人を乗せる責任がある」ということから、なかなか運転手が集まりませんでした。 しかし、「将来自分もこのサービスを利用するかもしれない。今なら、地域の人のためにボランティアができる」との思いを持つ人々のおかげで、運転手が10人に増えました。

今年度からは、隔週運行から毎週運行に増やしました。この変更により、「このサポートカーの時間が楽しみだ」「週1回の運行より週2回にしてほしい」「サポートカーを利用することで生活にリズムと楽しみができた」といった喜びの声が聞かれるようになりました。

8月3日に行われた亀岡市社会福祉協議会主催の「住民主体の移動支援事業情報交換会」では、亀岡市内の9つの団体が集まり、様々な事業内容が発表されましたが、特に運転手の確保や保険についての悩みが共通していました。一方で、旭サポートカーはこの問題については進んでおり、他の団体から多くの質問が寄せられました。

もう一つの課題として、買い物支援という固定した取組が挙げられました。「高齢者の足」という視点から考えると、病院や郵便局、農協などの買い物以外への移動支援も必要であると考えています。

登録者の中には、「買い物よりも車の中での会話が楽しい」というように、コミュニケーションの場としての価値を感じている人々がいます。これからも利用者が快適に使えるような工夫や改善を行い、皆さんに満足して利用していただくことが大切です。

最後に、多くの方々に登録していただき、旭サポートカーを利用して、充実した毎日を送っていただける環境を工夫したいと願っています。

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