2021/12/06おしらせ

「生活の足、住民が確保」12月5日(日)京都新聞 朝刊

令和3年12月5日(日)京都新聞 朝刊 丹波版にて紹介されました。亀岡市でも送迎サービス導入が相次ぐということもあり、亀岡市宮前町神前でも1月から始められるそうです。亀岡市旭町とそれぞれのやり方などが紹介されています。記事については下記の通りです。

高齢者らの生活の足を確保しよと、亀岡市内で自治会や住民がボランティアで送迎サービスに乗り出している。駅から遠く路線バスが少ない地域で、運転免許を返納した住民から重宝されている。一方有償運行への移行や担い手確保が課題となっている。

火曜日の午前10時前、南丹市との境に近い田園地帯の集落、旭町宮ノ元の藤原弓子さん(81)の自宅近くに、自治会の送迎サービス「旭 サポートカー」の軽乗用車が止まった。ボランティアが約6キロ離れた千代川町のスーパーまで送迎し、弁当やパンなどかご一杯に買い込んだ。

 藤原さんは5年前、股関節の骨折で足が不自由になり、運転免許所を返納。月2回ほど買い物のため利用している。「サポートカーのおかげで世界が広がった。」と感謝しきりだ。

 旭町自治会は、7月、80歳以上の免許返納者を対象に運行を始めた。登録制で火曜日の午前中にに無料で乗ることができる。藤原庸右会長は「車内で会話もできて、外出のきっかけになっている」と意義を語る。

 市北西部の山あいの宮前町神前では、住民有志3人が「神前住民ハイヤー」と銘打って、高齢者の送迎サービスを1月10日から始める予定。運転は3人が担い、それぞれの自家用車を使用。登録制で前日までに電話で予約する。利用者からはガソリンや駐車場代など実費のみを徴収する。

 11月21日に開かれた説明会には25人が参加した。プロジェクトリーダーの森智弘さんは「家族に頼る感覚で使ってほしい」と話す。送迎に乗り出す背景には、進む高齢化と交通機関の乏しさがある。高齢化率は旭町、神前とも4割を超え、運転免許を返納する住民もいる。両地区には市が運営する「ふるさとバス」が走っているが、1日3~6便しかなく、土休日最大6時間以上間隔が空き利用性は高くない。

 両地区とも将来的には人件費や事務所費なども運賃として徴収できる「自家用有償旅客運送」を目指している。藤原会長は「続けていくには、ボランティア頼みだけでは限界がある」と話す。

 有償運行を行うにはまず地元のバスやタクシーなどの交通事業者と協議し、原則、同意を得る必要がある。乗客が減る事を恐れて「事業者が同意せず、協議が難航するケースもある」(国土交通省旅客課)という。さらに運行や車両整備の管理者の選任も必要になる。

 運転手の確保も課題だ。神前では3人が送迎を担うが、仕事もあるため対応できない場合もあるとしてる。旭町は現在ボランティアが7人いるが、50~70代で「数年後には運転できなるかもしれない」(藤原会長)運行日数を増やしたいが、人手が足りず週1回しか動かせない状況という。

以上のような内容で紹介されました。まだまだ問題点はありますが、高齢者の送迎サービスという事業が亀岡市で広がっていくことを願います。「旭サポートカー」も皆さんの少しでも力になれるようにしていきたいものです。

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